映像備忘録 〜ネタバレ含む!!〜

アニメ、ドラマ、映画の感想 ネタバレ含む!

ソマリと森の神

アニメ(30分枠 12話)

ファンタジー旅行物

タイトル由来

主人公とお父さん

原作 

概要

人間とそれ以外の種族で戦争が起こり人間が排除の対象として迫害される世界。

主人公である人間の小さな女の子は奴隷売りの船が墜落したことで森の守り神のゴーレムと出会う。

同じ時間を過ごすことで仲良くなった2人はソマリという名をつけ、ソマリはゴーレムのことをお父さんと呼ぶようになった。

お父さんはソマリと一緒に人間を探す旅に出ることにした。それはお父さんが守る森がソマリにとって安全ではないことと、お父さんの寿命がそんなに長くなく寿命が切れる前に人間のところにソマリを連れて行くためだった。

 

2人は人間の噂を聞きながら様々な出会いを紡いでいく。旅を続ける薬師と従者、レストランの子、異人化した人間とその人間が殺した異人の娘等。

旅の中で様々な思い出を作る中、お父さんの寿命も刻一刻と減っていく。初め1年とちょっとあった寿命は200日程度まで減っていた。

 

そんな中で薬師の2人と再開した後、荒くれ者の街に到着する。そこで宿屋の別小屋を借りる代わりに用心棒をすることになった。

その報酬として家の他に食料ももらうこととなり宿屋の奥さんが届けてくれた、がその時にソマリが人間だとバレてしまう。

街の人全員がソマリ達を襲ってくる。お父さんはソマリを守るために最後の力を使おうとするが、お父さんにその力は残されていなかった。使おうとした右手はもぎとれ倒れてしまう。

守るものを失ったソマリを捕らえその場で解体しようとする異人たち、それを防いだのは暴走したお父さんだった。これまでとは違う魔法で異人を蹴散らしたお父さん。暴走したお父さんはそのままの勢いで仲間も傷つけ、宿屋の奥さんにとどめを刺そうとする。それを止めるソマリ、お父さんの暴走はなんとか収まった。

 

なんとかその場を切り抜けた4人はお祭りをやっている新たな街にたどり着く。

先の街とは裏腹に平和で楽しい街、そこで楽しむ4人。しかし大道芸に夢中になっている3人を置いてお父さんは姿を消す。

 

ソマリは姿を消したお父さんを必死に探し、水場のほとりで見つける。

ソマリはお父さんとずっと一緒にいたいと願うが、寿命のこと暴走のことを考えて始めソマリを拒否する。しかしソマリの必死の願いに、これまでゴーレムに感情はないと事あるごとに言っていたお父さんが黒い涙を流し、魂になってもいつまでも一緒にいることを約束する。

 

約束をしたお父さんとソマリ、薬師の2人を含めた4人はいつの日かの終わりが来るまで、引き続き旅を続ける。

 

感想

95点

ファンタジーな世界観の中で人間とそれ以外の部族の対立構造。その中で人間であるソマリと森の守り神という立場のゴーレム。ゴーレムの活動限界という旅の終わりとそこに至るまでの旅路。ソマリが幼いからこその各地にできる友達とお父さんの思い出。

迫りくる寿命とそれを犠牲にしてソマリを守るお父さん。

これまで感情はないと言っていたお父さんが流した涙と体が朽ち果てても魂だけは一緒にいるという約束。

 

なかなか本当に素晴らしい作品だった。

ただ1点、個人的な感想だが、必ず終わりが来ると決まっている旅の終わりを見せないハッピーエンドは本当に少しだけ残念だった。

個人的にはエンドロールの後大人になったソマリがお父さんのお墓参りをして薬師の2人と一緒に再び旅に出発、その後ろ姿を見守るお父さんの幻影、とかあったら本当にパーフェクトだった。

 

 

それはそうとソマリの可愛さも半端ない!

前情報は上がってなかったが、本当個人的には素晴らしい作品だった。

 

魔術師オーフェンはぐれ旅

アニメ(30分枠12話?現在放送中)

1話断念

ひとことまとめ

ファンタジー

タイトル由来

オーフェンは主人公

原作 

小説

 

経緯と感想

ネットの評判が極めて悪かったので、1話視聴→同等の感想を抱きリタイア。

 

1994年のラノベが原作。

このアニメは古臭さと、なろう系低予算アニメの悪いところを取った感じだった。

 

絵やキャラの動き、BGM等原作の雰囲気を壊さないための配慮なのか分からないがとにかく古い。キャラもシティハンター的な古き良きがメインな一方で、主人公は無駄なポーズをとりながら魔法を使うと統一が取れていない。

 

ストーリーも何だかよくわかんないけど女の子がノリで剣の力を解き放とうとしたら、魔剣で女の子は竜に変化、オーフェンはその女の子を殺させないために妨害する、ってところまではいいんだが、5年後オーフェンはごろつきの金貸しになっているのも意味不明だし、そこに突然龍が現れて、やはりオーフェンが殺すのを妨害するのも意味不明。なろう系によくある原作の省略してはいけないところを省略している低予算現象なんだと思われる。(もちろん原作からそんな感じということなのかもしれないが、シリーズ1200万部はそんなのではないと信じている)

 

オープニングもなろう系にありがちなかっこいい系、かつ原作をリスペクトしているのかちょっと古い感じでありすごく中途半端、エンディングはまぁまぁ良かったけどこちらも中途半端と良いと思う部分が一つもなかった。

 

今期撮り溜めてる作品の数もそこそこあるので、この作品は1話切りとする。

 

彼方のアストラ

アニメ(30分枠 12話)

スペースサバイバルミステリー

タイトル由来

彼方のアストラに帰る旅

原作 

漫画

概要

主人公達は星間サマーキャンプに参加し惑星マクバを訪れる。

しかし、マクバで全員ワームホールに飲み込まれ宇宙に放り出される。宇宙服をまだ着ていたメンバーは宇宙空間でも生存。放り出された場所にたまたまあった宇宙船に協力して退避し現状を知った。

そこはマクバからも母星からの遠く離れた宇宙だった。燃料は宇宙空間で作り出せる機能がついていたが、食料が足りず絶望的かと思えたが、皆の話し合いで、いくつかの星を経由し補給することで母星に辿り着けることが分かった。

一つ目の星で危機を乗り越え補給を終えたところで一つの事実が判明する。宇宙船の通信機はメンバーが船に乗ったこと後で破壊されたものであること、キャンプメンバーは全員まとめて始末されようとしていること。さらにそこからメンバーの中に裏切り者がいること。

その事実をメンバーで話し合い、現状裏切り者が自分たちを全員始末して本人が助かる方法がないことから一旦犯人探しは棚上げとして皆で協力して母星を目指すこととした。

 

様々な星で生命の危険を乗り越え、仲間間のわだかまりや、自分達がクローンであるという事実を知り、途中の星でコールドスリープしていた仲間を加え、メンバーは母星の一つ前の星にたどり着く。

 

彼方達メンバーは裏切り者が仕掛けてくるならここだと判断し、1人を罠にかけ特定することに成功する。

裏切り者であるシャルスは王のクローンであり、王に絶対命令としてクローンの抹殺を命じられていた。

裏切りを認めたシャルスは自殺するためワームホールを自分に向けて作成するが彼方はそれを阻止、代わりに片腕を失ってしまう。

彼方に命を救われたシャルスは彼方の右腕として今後働くことを決意、シャルスにより全ての秘密が明かされる。

そもそも彼方達の母星であるアストラは滅びた地球人達が移民した星であること、世界大戦によって過ちを犯した歴史を移民によって無かったことにしたこと。その際に移民に使われたワームホールも封印したこと。

母星アストラに近づいたことによりメールを送れるようになったメンバーはアリエスの母を通じて頼れる警察に通報し、彼方達がつく頃にはクローンの元人物達は逮捕された。

無事母星に戻った彼方達はそれぞれの才能とキャンプの経験を生かして日常を取り戻した。

最後7年後?アリエスと婚約した彼方が約束通りザック、シャルスと宇宙船に乗って出発するところで終了。

 

感想

100点

完璧だった。

限られた期間(飛ばされたところからアストラに帰るまで)、その中で繰り広げられる裏切り者の謎(様々なイベントのタイミング)とそれぞれに対するストーリー、それがクローンのオリジナルの場面と絶妙にマッチしている。

作画も良く、オープニングエンディングの音楽も良い。

また何よりそれぞれのキャラクターにとても個性があり見ていて本当に楽しい。

無駄な話が1つもない、まさにアニメ化のために作られた作品だった。

 

 

フェアリーゴーン

アニメ(30分枠 24話)

シリアス系

タイトル由来

英訳

いなくなる妖精的な?

妖精がいなくなりつつある世界から

原作 

概要

主人公マーリアは幼い頃焼き払われたスーナ村の生き残りで、幼い頃から不幸な子と言われてきた。

マーリアは幼い頃に離れ離れになったベロニカを探すため、情報があったオークションのボディガードとして会場に潜り込む。

実際ベロニカは現れるが捕まえられず、自分自身が妖精付きとなってしまう。

 

この世の中の妖精は全て政府によって管理されており、マーリアは管理される代わりにドロテアの一員となる。

マーリアはベロニカを追いながらドロテアの業務を行う。具体的には黒の妖精書を狙う様々な組織や反逆の7英雄との戦いだった。

 

そんな国家樹立後の混乱の中、ドロテアの明確な敵が現れる。それはアインツ教団であり、彼らは黒の妖精書を集め世界をリセットすることが目的だった。

アインツ教団は妖精省の上部が関わっており、その権力を用い妖精書を集めきったアインツ教団は神獣復活の条件を整え神獣を復活させる。

復活した神獣は全てを砂に帰す能力を持ち、アインツ教団も全滅(1人だけ残っていた奴もドロテアによって抹殺)、街は徐々に砂に。

そこに立ちはだかるマーリアとベロニカ。

戦いの果てにベロニカは死ぬがその能力を引き継いだマーリア達によって神獣は退治された。

 

世界に平和は戻ったが、首相や政府の主要機関の長をしていた要人がほぼ死んだ世の中で、最後の7英雄でありドロテアの長は世界の再興を行なっていく。

 

感想

70点

 

普通に面白かった。

シリアスな展開で話の流れも通っており、派手な妖精と最強の妖精武器を使った戦闘も良かった。

ただ、特に盛り上がりのある話もなくそのまま終了だった。

 

あと、全体的に色合いが暗いシーンが多く携帯で見るのはなかなかしんどかった。

 

 

ヴァルラブ

アニメ(30分枠 12話)

ブコメ

タイトル由来

ヴァルキリー ラブの略

意味はそのまま

原作 

漫画?

概要

主人公は見た目が怖く対人恐怖症。そんな彼のところに現れた複数人(9人くらい?).のヴァルキリー。彼女たちはオーディンの名を受け悪魔の侵攻から地球を守るために使わされた戦士であり、選ばれし人との恋愛行動を力にする特性があった。

 

中盤までは進行する悪魔に対し女の子とイチャイチャしながら能力を強化して撃退する展開。

 

途中姉妹からもらったお守りに隠されていた宝物により主人公は本の力を覚醒するが、上手く扱うことができなかった。

それは勉強も含めなんの成果も出せない自分の自信のなさが原因であったが、ヴァルキリー達と過ごしていく中で恋人達を守る彼氏としての自覚が芽生え、最終決戦で能力を自由に使えるようになりノルン姉妹の1人を撃退する。

しかしスクルドは陽動であり狙いは家の宝物、敵のボスに宝物は奪われ、姉妹の1人は体を真っ二つにされてしまう、が体はやられた本人が最後の力を振り絞って、魂は主人公が復活させる。

 

最後世界はヴァルキリー達によって守られた、わけではなく宝物は敵に奪われたままだが、自信を得た主人公はテストで1位を取り、かつての母との約束を果たし終わり。

 

感想

10点

対人恐怖症というものが現実どういうものなのかよくわからないが、最初主人公がくずすぎる。

例えば人気者のなつきが、主人公と一緒に文化祭を回りたいと言った時、

『僕は嫌です、人気者のなつきさんと一緒にいると人目を引いてしまうので』

という言葉がある。

嫌なのはしょうがないが、先に理由を述べるべきで、実際なつきは後の言葉が聞こえていなかった。そんな感じの人の気持ちを考えない言動が鼻につきすぎて応援することができなかった。

ちなみにヴァルキリー達は皆可愛いが、不必要なエロシーンも多かった。

 

俺を好きなのはお前だけかよ

アニメ(30分枠 12話)

ブコメ

タイトル由来

1人目のヒロインのこと

原作 

小説?

概要

主人公ジョーロ(本名はちゃんと漢字)はラブコメのモブポジで幼なじみと生徒会長の先輩といい関係を築いている、と思っているゲス野郎。

そんな平和な日々を送る中2人から別々にデートのお誘いがあり、最後に告白された。ジョーロの親友のサンちゃんが好きだという。

ジョーロは2人のことを悪く思っていなかったが2人の恋を応援することに。

(この時からナレーションで被っていた皮も脱ぎ捨て雰囲気が変わっている)

一方ジョーロにも春が。図書館の文系ボサボサ根暗系女子(明らかに変装していて素が可愛いのがわかる感じ)パンジーから告白される。

だがギャルゲの主人公的なハーレムを望み、可愛い幼なじみと美人生徒会長に裏切られたジョーロはその告白を受け入れなかった。

恋愛に関してポンコツな2人を応援する日々の中、パンジーの助言でサンちゃんに好きな人を聞くことに、結果はパンジーだった。

ジョーロはパンジーとサンちゃんがうまく行くように動く、がそれがポンコツ2人にバレてしまう。さらにゲスい考え(サンちゃんに彼女ができることによりチャンス)もばれ、ジョーロ自身も開き直り結果学校の嫌われ者に。

しかし、より悪人だったのはサンちゃんだった。サンちゃんは2人が好意を寄せているのを知っていて、かつジョーロが手伝っているのも知っていて、ジョーロのことを好きなパンジーを好きとジョーロに伝えらことにより、本当は応援してなかったという事実とゲスい考えを暴露し、パンジーを奪おうとしていた。

それをジョーロとそれとは別に2人が隠れている図書館でサンちゃんに伝えたパンジー。サンちゃんはそれを認め、2人きりの図書館でパンジーを自分のものにしようとする、がジョーロが助けに入りサンちゃんは敗北した。

それを見ていた2人と敗北し反省したサンちゃんのおかげでジョーロの誤解(ゲスい考えは事実だが、それもなかったことになった)も解け平和な日々が戻った。

その後パンジーの後押しもあり、最悪の関係だったジョーロと2人、サンちゃんも仲直りし、仲良し5人組の平和な日々が始まった。

 

その後水着会などラブコメの王道展開をなぞり、主人公を好きなキャラクターを増やしつつ最終場面へ。

 

ジョーロが通う学校の図書館の廃止が決まる。理由は利用者の少なさであり撤回の条件で利用者が10倍になること。

ジョーロはある時に公園で出会ったイケメンに助けを願う。

 

イケメンのおかげで図書館は救われたが、パンジーはイケメンの思い人であり、イケメンから逃れるために素顔を隠している事情があった。

それを聞いたジョーロはパンジーを助けるためにある勝負をイケメンに挑む。

それはイケメンを好きな2人とジョーロを好きな4人に1人1本髪留めを渡し、本数が少なかった方は2度とパンジーに近寄らない、という物だった。

ジョーロの目論見は4対2の勝利、しかしジョーロ派である幼なじみ、生徒会長、新聞部は相手のイケメンに、ジョーロに自分を選んでもらうため髪留めを渡す。

その結果髪留めの数は0対3、残りの3個のうち2つは会長派の髪留めという状況で、ジョーロが

『全てのラブコメを過去にする!!』

という迷言を残し、作品終了?

終わった後に

『もうちょっと続くよ』

って言ってたけど続きないよね?

 

感想

5点

最後が最悪。

 

4話くらいまでのジョーロ孤立→仲直りの流れは良かったし、その後のラブコメ展開も悪くはないしキャラもなかなかよかった。

最後の幼なじみ、生徒会長、新聞部が自分を選んでもらうために最有力彼女候補のパンジーを排除しようとするのも凄く良かった。

なのに!!最後決着をつけずに投げっぱなしで終わり、これじゃあ3人の覚悟も何も浮かばれない。何が全てのラブコメを過去にするなのかさっぱりわからない。

 

 

警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-

アニメ(30分枠 12話)

ファンタジー警察物

タイトル由来

主人公が属する組織名

原作 

オリジナル?

概要

エルフやドワーフなど人ならざる者がいる現代社会。主人公である七月は非番のある日銀行強盗に巻き込まれる。

正義感溢れ熱血な七月は積極的に行動を起こし時間は無事解決、だがその事件はテロ組織ナインに関わりがあるものだった。

銀行強盗事件をきっかけにナインの対抗組織であるトクナナに異動になった七月は爆破政治家の殺人や爆破、誘拐事件を解決しながらナインの陰謀に巻き込まれていく。

なお、トクナナのメンバーはまともな人間は一ノ瀬だけであり(一ノ瀬はものすごい頭が切れ、心が読めると言われているほど)残りはドワーフ、バンパイア、エルフ、ホムンクルス、ドラゴンであり、主人公の七月は人間ではあるがとある事件の時にドラゴンの力を継承したと言う設定であった。

最後ナインのボスであるウォーロックがドラゴンの力の解放と世界征服を狙い警視庁を爆破しようとするがトクナナと協力者の力で阻止。ウォーロックは逮捕されエンド。

 

感想

20点

中途半端な作品だった。警察物としての事件についても足りない部分が多い。

例えば最初の政治家殺人、初めそれぞれの秘書を疑ったがそれぞれの政治家が殺された時秘書にはアリバイがあったが、実際はターゲットをシャッフルして行っておりアリバイはなかったとされていた。ただし、事件はほぼ同時刻で行われていると解説されていて、この論理は無理があると思われる。

また、爆破事件はより意味不明。初めのビル爆破は魔力による増幅の実験であり、ビルを爆破することに意味はなかったのかもしれないが、2つ目の車爆破は全く意味がわからない。

話としては爆破事故が2回起こり、1度目は義理の息子2人が死亡、それによって受け取った保険金を全て実の息子の保険金にしその子が狙われ意識不明の重体、いずれの事故でも怪我を負ってない父親が疑われるが、犯人は別におり捕まえて終わり。動機としては1度目の爆破で全員殺すつもりだったが死ななかった。完璧主義者として許せないからとしていたが、

そもそもなぜその家族が狙われたか、完璧主義者と言うわりに殺そうとしてるのは子供だけ(父親は狙われていない)など謎が解明されないまま終わっている。

一方ファンタジー物としても中途半端。ホムンクルスの子がさらわれた時に出てきた倉庫にしまわれているホムンクルスの心臓、若さを保つためにとか言ってたけど監禁場所に保管する意味もわからないし、その他の種族の特性とかも全くなし。ただ、ドラゴンだけは衝撃波だけで人を殺し自身も超再生能力を持ち人を不老不死にできると言う超人的な存在、ただしその力はそのドラゴンの信仰力によって決まると言う設定があった。

それに基づいて最後は何でも思い通りなると思っている敵のボスに、洗脳を解いた協力者を見せつけ敵の能力を奪うと言う物でこれは良かった。

正直ドラゴンの設定以外はファンタジー要素は一切はいらなかった。

 

またエンディングでナインのボスは捕まったがその信奉者はいなくならない、だからこれからもトクナナは頑張る!と言う感じで終わったが、作中のナイン関連の事件は全てボスに先導された物が行なっており、ボスと手先となったものがいなくなった中ナインが必要とは思えない。顔を覚えていないのでよくわからなかったが、多分公安のトップである警察の裏切り者が逮捕されていたからそちらの仕事をメインでやることになったよと言う展開の方がまだマシかなと思った。

 

総じてつまらないわけではなかったし、見てて苦痛もなかったけど、と言う感じだった。

しょーじきこの前に見たのがリタイアバビロンと最後がクソだった俺を好きなのはお前だけかよだったので、全然よかったと思ってしまった。